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紫の岩と花

黒いバイクで行った青い海に浮ぶ太陽に向けて白いベールで包んだ赤いスニーカーを投げる

  • 執筆者の写真: mikihito hayashi
    mikihito hayashi
  • 2024年2月16日
  • 読了時間: 5分

更新日:2024年12月14日

黒いバイクで行った青い海に浮ぶ太陽に向けて白いベールで包んだ赤いスニーカーを投げる



カイト:僕は、湘南海岸沿いを風を感じながらバイクで初めて大学キャンバスに行った。

    ベンチに座ると、この橙色の建物からは、

    青い海が一望できる。南欧から見るエーゲ海みたいだぁ。。

    グリーンベルトが気になって行ってみた。

    僕は、すぐに教室にいかず、ベンチで青い海の唄を聴きながら眼を閉じた。。。

    ハムサンドをぱくつく。

    白いイヤホンで。。。海を見ていた午後をかけながら。。。

    春の風が吹いて、目が覚めた。

    さて、行くか。どんな事が待ってるんだろう。

    最初の授業は、フランス語か。

    語学は好きじゃないけど、なんか発音が美しいよな。

    ふと周りを見回した。女子が半数。男子が半数だった。

フランス語講師:「君、愛してるをフランス語で言ってみなさい。」

カイト:「じゅてむ」

フランス語講師:「ちがうな。それにもっと感情込めて。ジュテイムゥ」

カイト:「ジュテーム」

耳元で誰かが囁いた。

 ”Je t'aime"

声の方を向くと、隣には、黒いヘアーの青いジーンズとライトブルーのチューブカットの子が座っていた。

カイト:僕はみんなの前で言った。「ジュテェィムゥ」

フランス語講師:「c'est vraiment bien...」

カイト:授業が終わった。何故か僕は、青いジーンズの子を探した。

    随分探したがいなかった。諦めて、今朝のグリーンベルトに行った。僕の好きな。

    芝生で寝ていた。眼の奥に太陽の光を感じながら。。。

    何か心が洗われるような。。。

    すると、青い色が視界をよぎり、

    誰かの声が聴こえてくる。。。

 ”Je t'adore"

彼女:ねえ、君、不思議な感じね。どこから来たの。

カイト:(あの子だ。)

カイト:誰?。寝ているのに。観音崎。

彼女:聞いたことがないわ。なんかぶっきらぼうね。

でもいいわ。私は、元町よ。知らないかしら。

カイト:別に聞いてないよ。

    (キタムラのバッグを想い出す。。。)

彼女:お礼に、海岸へ連れて行って。 

カイト:しょうがない。授業サボるか。黒いバイクの後ろに乗る?。

彼女:いいわね。今日はジーンズだし。爽やかな潮風を感じたい。

カイト:あんまり、くっつくなよ。運転しづらい。

破れジーンズの女子:ちょっと止まってよ。ここがいいわ。予定してた場所と違うけど。波が静かで。

カイト:急に言うなよ。着いたよ。メットはそこに置いて。誰もいないから。

破れジーンズの女子:青い青い海。いつもの場所よりいい。。。

カイト:待ちなよ。まだバイクの鍵かけてないのに。

破れジーンズの女子:なんて呼べばいいの。

カイト:どうでもよくない。カイト。

破れジーンズの女子:私の事はコウと呼んで。白い砂浜と太陽の白い光がいいわ。

    この青い海に花束を捧げたい。

カイト:まだ話途中だよ。聞いてない。目をつぶってるし。不思議な子だ。僕も寝転ぼう。

   (いい匂いがする。シャネルNO5。お金持ちかな。まあいい・・・・・。)

砂浜に寝転び目をつぶりながら、微笑んでいるコオ

目が覚めると、いつの間にか空が橙色に。2人は、急いで元町へ。

コ オ:そこ左に入って。

カイト:この白い建物?

コ オ:そうよ。

カイト:おいコオ。赤いスニーカー忘れてる。(Patrickだ。白よりかっこいい。)

コ オ:カイトにあげる。

カイト:何で?。

コ オ:記念に。

カイト:よくわからないけど、部屋に飾っとく。窓の光がさすようにしておくよ。

コ オ:待って。何か飲んでいく?。

カイト:じゃあ少しだけ。

コ オ:ロイヤルティーよ。砂糖入れる?。

カイト:どっちでも。

コ オ:わかったわ。レモン入れておいたわ。

    (ミルクティー。。。)

カイト:有難う。君金持ち?。

コ オ:そう。でも、私には関係ないわ。

カイト:そうだね。(シャネルNo5にパトリックにロイヤルティー。。。)

コオは、畳んでいたロングヘアーをバサッと腰のあたりまで伸ばした。

コ オ:汗かいてるわ。拭いてあげる。

カイト:そのうち乾くよ。

コ オ:じっとしてて。

カイト:近いよ。当たってる。

コ オ:小学校から伸ばしているの。

カイト:何を?。

コ オ:ブラックストレートロングヘアーよ。

カイト:漆黒だね。(僕のDucatiと同じ色だ。こんなに長かったんだ。)

コ オ:カイトのブルーヘアー海のよう。見せて。   

カイト:少しだけ。ところで、いつも朝、何食べてるの。

コ オ:ブルーベリーたっぷりのクロワッサンよ。(おいしそう。)

カイト:授業の事だけど「ジュテーム」なんで知ってたの。

コ オ:何故でしょう?。

カイト:そうか。わかった。

コ オ:フランス語の bise って知ってる?。

カイト:しらない。

コ オ:じゃあゲームしましょう。

カイト:どんな。

コ オ:テニス。

カイト:ゲーム得意。

コ オ:始める?。

カイト:いつでもいいよ。

コ オ:その前に、レザースーツ着替えたら。

カイト:着るものがない。

コ オ:私のを貸してあげるわ。

カイト:ちょっと、隣の部屋貸りるよ。

コ オ:ピンクの部屋着、似合ってるわ。ブルーの髪にピンクの部屋着ってなんかおかしい。

カイト:笑うなよ。

コ オ:楽しいのよ。男の子のきせかえ人形みたいで。カイトの眼、キラキラしてる。

カイト:男子校だったから、女の子の部屋来たことない。ちょっと恥ずかしい。

コ オ:かわいそう。ゲーム始めるわよ。私のサーブからね。いくわよ。

カイト:速い。回転をかけている。本気でやろう。

 ”フィフティーン・ラブ”

カイト:よし今度は僕のサーブ。僕のサーブはストレート。ちょっと右に曲がるよ。

コ オ:いいわよ。いつでも。

カイト:どう。僕のサーブ。

コ オ:速いわ。

 ”フィフティーンオール”

コ オ:ちょっと汗書いたわ。ドリンク、一緒に飲む?。

カイト:間接キスになるよ。

コ オ:カイトとならいいわよ。

カイト:コオって、不思議な感じだね。夜9時だから帰る。

コ オ:じゃあね。明日キャンバス出会いましょう。

カイト:グリーンベルトで。

カイトとコオ。ハイタッチ。

コ オ:Ducati私が運転してもいい?。Ducatiに私の愛をあげたいの。

カイト:別に。三浦半島まで。今度は雨の日に。

コ オ:いつになるかわからないわ。それでもいい。

カイト:いやだ。やっぱり晴れの日でいい。

コ オ:またやりましょ。ゲーム。今度は三浦半島で。

カイト:(まだあったばかりだけど。。何か、少し、胸が熱い。何だろう。)

コ オ:カイト。忘れ物よ!。パトリックのスニーカー。

カイト:大事なもの忘れるところだった。

コ オ:大事なもの?。どういう意味?。

カイト:別に。

 ”Je t'aime passionnément”



カイト:・・・・・・・・・・

    コオ、俺の性格を知らないなあ。

    自分の罪に罰を与えて、その代わりの1つだけのご褒美でしか、愛の告白はしないぞ。

    まずめったに自分からはしないぞ。

 
 

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