閃輝性暗点を来す稀な疾患:海綿静脈洞瘻等
- mikihito hayashi
- 2024年11月22日
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海綿静脈洞瘻(Cavernous Sinus Fistula、CSF)は、動脈と静脈洞との間に異常な接続が生じる疾患です。この瘻孔によって、動脈の高い圧力の血が静脈系に直接流入します。これにより、眼部や頭部にさまざまな症状が現れることがあります。
海綿静脈洞瘻の典型的な症状には、以下のようなものがあります:
眼球の突出
赤目や充血
瞼の腫れ
眼の周りの脈動感
視力低下
聴覚異常や耳鳴り
海綿静脈洞瘻の患者で閃輝性暗点が報告されることは比較的まれですが、海綿静脈洞瘻による血流動態の変化が視神経や視覚野に影響を及ぼす可能性が考えられます。従って、閃輝性暗点のような視覚異常を伴う場合も考えられます。
海綿静脈洞瘻の診断や評価には、デジタル減衰撮影(DSA)やMRI/MRVなどの高度な画像診断が重要です。
もし具体的なケースや疑問がある場合、神経放射線専門医や神経内科医との密接な相談が有益でしょう。
海綿静脈洞瘻(Cavernous Sinus Fistula、CSF)は、MRV(Magnetic Resonance Venography)を用いて検出できることが多いです。
MRVは脳の静脈系を可視化するための特別なMRI撮影手法で、海綿静脈洞瘻の場合、以下のような所見が見られることがあります:
海綿静脈洞内の異常な血流の存在
拡張した静脈や異常な連絡を持つ静脈
静脈の流れの方向の変化
ただし、MRVは海綿静脈洞瘻の存在を示唆する情報を提供することができますが、瘻孔の正確な位置やサイズ、動脈と静脈との間の接続の詳細など、より詳細な情報を得るためにはデジタル減衰撮影(DSA)がゴールドスタンダードとして使用されることが多いです。
DSAはリアルタイムでの血流の視覚化が可能であり、瘻孔の詳細な位置や形態、関連する動脈や静脈の解剖学的情報を得るのに最適です。
したがって、MRVは海綿静脈洞瘻の初期の診断やスクリーニングに有用ですが、治療計画や詳細な評価のためにはDSAが必要となることが多いです。
2023-09-15 19:53:28









