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紫の岩と花

老人と海・・謎の老人「絶徒」・・未来と過去の出会い・・

  • 3月27日
  • 読了時間: 4分

その、海沿いの、潮風が注ぐ街、湘南には


以前から、謎の老人の噂があった。


その老人は、朝は釣りをし、昼は絵を書き、夜は読書しているという・・


そして、たまに砂浜に来て、若者に、叡智を与えるという・・・


湘南では、謎の老人「絶徒」と、噂されていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


おーい。早く来いよ。瑠璃。


わかったよ。まてよ。


ふぅ~追いついた。


やっぱ、翔は、足速いわ~。


二人は、砂浜に寝転んだ。


しかし、翔、よかったのか。他の友だちの誘いを断って。


いいさ。また会えるさ。


もの好きだなあ。翔は。俺なんかのどこが。


そんなこと言えるわけ無いだろう。恥ずかしくて。


まあいいよ。


湘南にいるだけで、俺は嬉しい。


あれ。あの人・・あの老人。なんか、見たことある?。瑠璃。


いや。知らない。ただの老人だろ。


いや。なんか、普通の老人じゃない気がする。行ってみようぜ、瑠璃。


またあれか。翔の悪い癖。人に興味。いいよ。付き合うよ。


確か、俺、以前、地元の人に、謎の老人・・聞いたことあるような。


何だよそれ、謎の老人って。妖怪?。翔は考え過ぎだよ。


早く。瑠璃。もうすぐそこだよ。


なんか、砂に、文字を書いているよ。翔。


なんだろうな。話しかけてみようぜ。瑠璃。


確かに。わくわくしてきたよ。翔。


翔:なにしているんですか。


老人:ちょっと、方程式を解いておった。


瑠璃:ええっ。そのお年で!。でも、それ、答え間違ってますよ。


老人:・・・・・・・。これがわかるのか!。おぬし。


瑠璃:いやあ。小学校の時にやってました。


老人:・・・・・・・。まさかそれは、よつや・・。


瑠璃:よくわかりましたね。受験マニアですか?。


翔:二人だけで話さないでくださいよ。瑠璃も。


老人:・・・・・・・・。お主の名は、るり・・!!!。


老人:(なんということじゃ。あの時、あの仄暗いアパートで、

    壁の黒い穴に吸い込まれ、わしは・・・。

    この時代に来た。そして、目の前にいるのは・・・。

    過去の私じゃ!!!。そして・・あの黒い染みと、

    仄暗いぐらいアパートの壁の穴は繋がっておった。

    吸い込まれた世界から、天井の穴から、私の部屋が見えた・・)


瑠璃:どうしたんですか。なんか、顔が青ざめてますよ。おじいさん。


老人:おっほん。気にするな。過去を走馬灯のように眺めておったのじゃ。


翔:なんか、おじいさん、瑠璃にちょっと似てるかも・・。


老人:気のせいじゃ。気のせい。それより、手を見せろ。瑠璃と申すものよ。


瑠璃:いいですよ。はい。


老人:生命線が、途中で2つに・・・。

   わかった。これは、わしと、瑠璃の、2つという意味が・・・。


瑠璃:なんか、ひとりごと多いですね。おじいさん。実は私も多いですよ。

   だから、気にしないで。おじいさん。


老人:瑠璃よ。聞け。1つだけ、言っておく。

   決して、強い、陰の気配のするものに近づいてはならない。

   それは、おまえを、悪に変えてしまうかもしれん。

   黒い穴や、染みや、仄暗いものに触れてはならん!!

   近寄ってもいかん!!

   絶対じゃ!!!。


瑠璃:「・・は、はい。わ・か・り・ました。」


翔:どうしたんだ。瑠璃。いつもと違うぞ。論理で否定するんじゃないのか?

  そんな素直なおまえ初めてみたぞ。


瑠璃:なんか。心の底の底の底で、わかった気がする。

   只者じゃない。あのおじいさんは・・。


翔:・・・・・。おじいさんが消えた!。瑠璃、しっかりしろ!!。


瑠璃:(あれは、わたしのみ・ら・い)・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


*翔は、すぐに救急車を呼んだ。瑠璃が意識を失っていたからだ。

 医師の診察を受け、瑠璃は目を覚ました。


翔:瑠璃、瑠璃、気がついた?。


瑠璃:ここは?。


翔:病院だよ。おまえ覚えてないの?。


瑠璃:確か、海に行って・・・・・。なんか夢の中に行った・・。


翔:(あの老人を覚えていないんだ。)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


時はたち、2023年9月5日、瑠璃は、年を取っていた。車の運転中、

ある、脇道を見つけた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


いつもと違う道、


狭いが、交通量は少ない。


途中、1件のアパート。


(なにか違う!)


門の近くのポストを見ると、


6室くらい、すべてのポストが、テープで蓋。


何かがおかしい。


頭になにかの映像が浮かんだが、


考えないようにして、


通り過ぎた。


(この道、やめとこう。)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日


やっぱり、興味を抑えられなかった。


俺は、そのアパートに、体が勝手に動いていた。


まるで、引き寄せられるように。


(やめろ。)


無駄だった。


その時、天から声がした。


(決して陰の気を持つものにふれてはならぬ)


なんだ。


?・・・・・!


ああ。あの、海で出会った、おじいさんの・・・・声だ!。未来の私からの!!


忠告だったんだ!!!。



その、海沿いの、潮風が注ぐ街、湘南には。。。。老人Z。。。




2023-09-17 12:40:44

 
 

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