ステロイド投与中、フリーT3,フリーT4、TSHに対する影響
- mikihito hayashi
- 4月30日
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ステロイド投与中、フリーT3,フリーT4、TSHに対する影響
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ステロイド(特にグルココルチコイド)の投与は、一般的に甲状腺機能に影響を与えることがあります。フリーT3(トリヨードサイロニン)、フリーT4(サイロキシン)、TSH(甲状腺刺激ホルモン)の値にどのように影響するかについては、以下のような変化が観察されることが多いです:
フリーT3・フリーT4:長期的なステロイド使用により、フリーT3およびフリーT4のレベルが若干低下することがあります。これは、ステロイドが甲状腺ホルモンの代謝に影響を与え、甲状腺ホルモンの産生および放出を抑制する可能性があるためです。
TSH:ステロイドはTSHの分泌を抑制することが知られています。そのため、TSHレベルが低下することがあります。これはステロイドが下垂体に作用してTSHの放出を抑えるためです。
これらの影響は、投与されるステロイドの種類や投与期間、用量によって異なることがあります。また、ステロイドの投与によって甲状腺機能が一時的に変化することはありますが、多くの場合、ステロイド治療の終了後には元の状態に戻ることが多いです。