♣「少年と老婦人」・・クローバーのペンダント・・
- 3月27日
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♣「少年と老婦人」・・クローバーのペンダント・・
かつて戦地で亡くなった息子を持つ老婦人が、毎日公園のベンチで静かに過ごして
いました。ある日、彼女の前に一人の少年が現れ、「おばあさん、大丈夫ですか?」
と優しく尋ねました。彼女は微笑みながら、息子の話を始めました。
少年は毎日彼女の話を聞き、やがて彼女の孫のようになりました。
老婦人の目には、久しぶりに生き生きとした輝きが戻りました。
最後の日、彼女は少年に手紙を渡し、
「あなたのおかげで心が癒されました。ありがとう。キヨ。」と書かれていました。
手紙と一緒に、クローバーのペンダントが入っていました。
それは、老婦人が、戦地に行く前、兵隊さんに急いで連れて行かれ、
挨拶するまもなく、息子に渡し忘れたものでした。帰ってくるように思いを込めて。
少年は涙をなんとかこらえ、彼女の優しさと愛を胸に刻み、
前に進む決意をしました。心のなかでつぶやきながら。
(僕の方が、あなたに癒やされました。心の母でした。あなたは。)
彼女の死後、自分でも知らずに
少年は人々に優しさを分け与える人生を歩んでいました。
少年はクローバーのペンダントをしていました。
老婦人は、息子が、家族を守るために、ゼロ戦に志願したことを知りませんでした。
少年は、その子をことを知り、老婦人と老婦人の息子のお墓参りを毎年していました。



