真・子犬
- 3月27日
- 読了時間: 1分
昔、大学時代のアパート。
玄関のドアを開けると、子犬が1匹。
こいつの表情が、すり寄ってきて、中に入れろと、泣きそうな顔で言ってくる。
自分の顔で、俺の、ズボンの下をなで回す。
(なかにいれてくれ。おねがいだから。)
本来、イヌ好きな、わたしは、心を鬼にして、
あっちへ行けと追い払い、すぐにドアを締めた。
飼い通せる自信があるわけ無い。
(ほんとうは、すごーく飼いたかった)
はっきりと覚えてる。あの時の犬の表情は。
(やっぱり!)
実は、後から、ドアを、開けて、まだいるか確かめた。
いなかった。結構遠くまで探した。
(ショック!)
その日は、早く寝た。忘れるために。
翌朝大学に行くためにドアを開けた。
(やっぱりいない。)
(ふぅうー。)
2023-09-30 23:54:57



