「あの時の橙色の空と冬の瑠璃色の海と銀色の砂」
- 3月27日
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「あの時の橙色の空と冬の瑠璃色の海と銀色の砂」
あの日のひとときの思い出。
日の出の太陽の橙色の空と、海の瑠璃色の青と、銀色の砂。
奇跡の色たちが織りなす自然のアートがあいつを呼び覚ます。
誰もいない、終わりのない砂浜。僕だけの世界。
顔にぶつかるやさしい潮風。空気は冷気を吹きかけ、僕の心を呼び覚ます。
聞こえるのはオーケストラのような潮風たちのささやく声と波の子守唄。
ささやきと子守唄に身を任せ、目をつむり、波の子守唄に
微かに聴こえる、心の声をそっと聞いた。
僕の心がゆっくりゆっくり顔を出し、身につけた、心の洋服を脱ぐ。
初めて見る僕の心は、恥ずかしそうに顔を出す。
橙色の太陽は、父親のように、おまえに、力を注ぐ。
目をつむりながら、僕は歩く。
砂浜は、ぎゅっと音を鳴らし、リズムよく、音楽をかける。
延々に続く、海の瑠璃色は、優しく見守る、おまえの母。
時々、遠くで、カモメの応援歌が、オーケストラに参加した。
おまえは、無邪気に、うれしそうに、笑っている。
初めて出れたんだね。産まれたままの姿で。
僕を歩かせまいと、おまえの友、砂浜は僕をつかまえ、
長くいられるように、おまえを応援する。
おまえの姿を初めてみたよ。
無垢な妖精の様。僕の姿と全然違う。
僕の妖精は嬉しそうに話す。まるで、ピュアな子供のように。
海岸を歩き終えると、心は再び隠れていった。何もなかったように。
2023-09-13 14:52:08




